メールがかえってくるまでの12分がものくそ長く感じるってどういう事だ。ネットをしているのに。
だめだなーメール依存症だなこりわ。
iPodちゃんが上手く動いてくれない(というかパソコンが死に掛けてる)んで、久々にMDをとる。音楽欠乏症で死にそうだったから。うぐ。
B'zではなく、稲葉さんのソロのアルバムを3枚、シングルの中からカップリング曲を1曲。計42曲。とりあえずたくさん聞きたかったから音質は下げる。まあ再生するにあたってそんな綺麗な音を出してはくれないので問題ないです。(笑)
『マグマ』と『志庵』、『Peace Of Mind』です。初めて買ったのは一番新しいPeace Of Mind。あんまりきかずに放置してたけど、いいアルバムでした。ハマった。後で。
大佐に聞いたけどホントに、稲葉さんソロのアルバムの曲、一曲一曲にハズレがまったくないね。本当だ。
全ての曲に一回ずつハマッていける。これって凄いことだ。
このアルバムの曲は
1.おかえり
2.Wonderland
3.THE RACE
4.正面衝突
5.水平線
6.すべての幸せをオアズケに
7.Tamayura
8.ハズムセカイ
9.幸福への長い坂道
10.横恋慕
11.SAIHATE HOTEL
12.I AM YOUR BABY
13.透明人間
14.あの命この命
とまあいろいろな曲が入ってますが、全体的に色はグレー。ちょっとくらめなイメージ。
勝手な偏見かもしれないけど、稲葉さんのソロはB'zでおおっぴらに出せない部分、たとえばとても深い場所の悲しみや絶望、自己嫌悪とかがたくさん表現されてる気がする。
それらにはB'zでも触れてはいると思うけれど、稲葉さんソロは哲学的な意味合いが少し強い気がする。考えた末に出てきたものが明るいものとは限らない感じ。
B'zは誰もが出す答えであろう「今を生きる」事や「今を大事に」「与えられた命を最後まで」という考え方が強いけれど、その答えを出すまでに辿る暗く辛い思考や何やらを、稲葉さんはソロで書いている気がする。
「与えられた命を最後まで」という思考に最終的に辿りついて大きく待ち構える人(B'zの稲葉さん)は、その暗い考えを未だ続けている人間(ソロの稲葉さん)に、「そんなことウジウジ考えても仕方ない」「いいから飛びましょう」、そんな感じの言葉をふっかけてる感じ。確かに死だとか、そんな答えの見つからないものを必死に考えて暗くなってもどうしようもないのかもしれない。ただ与えられたライフを最後まで燃やし尽くそうと考えるB'zの稲葉さんは、重たい思考を乗り越えた上で必死に命を燃やしてるんだと思う。
だからってきっと、その答えにたどり着くまでには皆と同じように沢山の重たい思考を繰り返してきたんだと思う。だから、その場所が、ソロの稲葉さんとして現れてる気がするんだ。
話がおもいくそ逸れましたが、一曲一曲に本当にハマりました。最初は中々ソロだから興味がもてなくて、とりあえず歌詞を見たあとで、ノリの良い「正面衝突」を好きになって聞いていました。
そのあと他のをノロノロ聞いてたんだけど、いい。やっぱりいい。音楽って聴けば慣れで好きになるのかもしれないけど、そうじゃなくて、歌詞、リズム、全てをひとつひとつ好きになった。
時期の順番はバラバラだけど、ひとつひとつを「このアルバムの中で一番」と感じてハマった。
それってものすごく素敵な事なんじゃないだろうか。
心を奪われたのは…って今言おうとしたけど、全部だからかけない…orz
いっそ一曲一曲思った事を書いていいですか、いいですか。
1.おかえり
この歌は私が自然に触れているときに歌いたくなります。特に、陽が金色になっている時刻、暑いとき。
歌詞の「太陽に 灼かれながら/ともに いさぎよく いきましょう」に影響されたんだろうと思う。
この歌は真っ直ぐ歌詞とリズムを感じて、フィーリングってゆーのか、それで好きだった。
「その愛情が ちゃんと伝わりますように」の歌い方が大好きだった。
ありがちな「眠る前には あなたを思うよ」も、やっぱり心を掴まれた。
何ていうんだろう、よさはやっぱりリズムを含めてだよね。これは感じが好きなんだ。
2.Wonderland
これはそれなりに衝撃だと思う。シングルにもなった、Wonderland。
この歌は、稲葉さんが「ひきこもりの子供を助けよう」なんて番組を見て、本当にそれは正しいのか、と思って書いた歌詞だと聞きました。それを知ったのは最近なんだけど、その事実を知らなくともこの歌詞で理解できた。
何ていったらいいんだろう、衝撃だった。
歌詞を全部ひっぱりだしてきたいんだけどな。興味があるかたは是非調べてください。
「ねえ 扉を閉ざして そこから動かないのは/臆病者のやることだと 信じて疑いもしなかったんだよ/
君を変えてやろうだなんて はずかしく思いあがり/まるで天国かどこかに 導くように話しかけていた」
こんな始まりです。稲葉さんが歌詞をかいた理由とか、そんなのを知らなくても、かなり痛い歌詞だった。私には。
「いったい僕はナニサマなんだ/ああ ほんとに馬鹿みたい」
「せっせと他人(ひと)を哀れむ/僕を哀れむだろ?」
「思い出すたび 不思議な気がして/幸せがなんだかわかんなくなって/信じてたものが意味を亡くす/何か言おうとしてたの?」
まだ抜粋したい所はいっぱいいっぱいあるんですが。もうここだけでうわぁーって感じだった。すごいな。
サビはもう…うん、かいたら全部かいちゃうじゃんよ…爆。
二つあるんですが、いいですよ。
その人の大事なものと僕の大事なもの、僕の幸せとその人の幸せ、幸せな世界、それは違うかもしれないんだ、ということ。
自分がとても幸せだと感じ、それを相手にも与えたいという善意であったとしても、それは価値の違う人間に対してはすごく迷惑であるかもしれない。立場を逆転して見て見れば、僕はとても滑稽であるかもしれない。
驕りも悪意もあったわけではないのに、僕が最低な人間に見えてきたりする。
「僕がいつか捨てた/ガラクタを磨いて/ぴかぴかのそいつを抱いて/君はただ笑ってる/フツーに笑ってる」
3.THE RACE
秋空の下でみんなで並んで 位置についてよーいドンを聞いて
始まったレースは 今も脈々と続いてる
何を競い 誰と争う?
数字に縛られ なぜかムラムラ
何位になれば 君は振り向いてくれるの?
走れよ走れ 無様に煌いて
誰にも見えないあの白いテープを切ろう見事に
転べよ転べ 泥にまみれ綺麗になれ
笑って目指そう 今世紀最強の木偶の坊
上でもよろしい 下でもよろしい 真ん中もよろしい
おのれ自身をCHASE 汗だくのFACE とこしえのRACE
結局一番まるまる抜粋しちゃうバカですが。上でもよろしい~の所が好きだなー、でも出だしが一番好きだな。これはやっぱリズムも好きなんだ。雰囲気が。
「気づいた頃からかばんに入ってた あのものさしは何なんだろう/誰もがそいついではかられて順番が決まる
勝ち組なの? 負け組なの?/っていうか人生それだけしかないの?/そのむなしさを 時間でまぎらわすのはそろそろ無理」
ここも好きだなあ。いやもう…うん、好きなんだよこの歌…表現の方法がわからない。歌自体が洗練されすぎていたら何を添えてもジャマになるだけって気がするよね。
4.正面衝突
ノリノリです(笑)稲葉さんいわくえろいと。そうなのか、そうだったんですか?
「正面衝突」「避けられない運命」を「これこそ自ら望んだGoal」としてたのが印象的。最後の
「逃げ道の無い歓びに浸れ」
もとても。これはB'zの稲葉さんを彷彿とさせる内容だなとも思った。だけど、B'zと決定的に違うのはそのGoalが「正面衝突」であること。これはB'zのように、明るいものを目指して上へ上へと突き進む姿勢とは少し違うものを感じて仕方ない。
逃げ道の無い歓び…っていうのは稲葉さんらしいというか、腹をくくった感じもするけれど、どこか狂的なものをうすーく感じました。いや、先入観かもしれないけどね。…うん。
5.水平線
ものすごくラブソングです。やばい。
全文ひっぱりだしたいです。ひっぱりだそうかな。すごくいいから。最初ビビッたのは稲葉さんの口から出る思わぬせりふ。「おねがい どこにもいかないで」
まさか稲葉さんの口からそんな言葉が出るとは。あの時私はB'zもあんまり沢山は集めてなかったからビビッて仕方なかった。
二番の歌詞も大好きなんです。
「間違いだらけで愛し合い/かえす刀で切りつけあう/歴史の流れに逆らえない/はがゆさが傷にしみる」
好きだー、好きだ。間違いだらけで愛し合ってお互い傷つけあう、そうなんだ、それなんだ。
一番の歌詞、此処が好きって人多いと思うけど、
「幸い求め 災いから逃れられないのは/この心が あの水平線のように 完璧な美しさじゃないから」
うん。
今思ってみて、こうやって歌詞をみてみると、そんなに突飛したものはないとも思うんだけど。だけどものすごく心打たれた。なぜだろう。テーマが水平線であったからかもしれない。
でもこれに心を打たれたひとは私のほかに沢山いる。なぜだかはわからないけど心を打つ歌なんだろう。
「高ぶる歓びの空 深い哀しみの海/ぶつかりあう場所 そこに無限の謎 すべての答えが隠されてるの」
6.すべての幸せをオアズケに
好きなんだこれがまたぁあ!!いいの!これ!
うただの「誰かの願いが叶うころ」(だっけ?)って歌が、おんなじようなテーマだった気がするけど、稲葉さんは捉え方が違った。ほわーって思った。
この歌はいい。ほんとに。
「月曜日の街で聞かれた/今あなたは幸せですか/歩きながら 笑って答えた/いいえ 別に」
幸せじゃないんだろうかと思ったー。どういう意味だと。不幸な話なのかと思ったら、次の次くらいの歌詞(サビ)で。
「もういいよベイビー どうかこれ以上脅さないで/幸せじゃなきゃ不幸だなんて」
そうかと。不幸、幸福って言葉の捉え方はあれだ。こんな言葉は無いけど、「無幸」と「不幸」はおんなじかどうか。
幸福でないなら「不幸」であるのか。それとも、つらいことがいっぱいだから「不幸」なのか。そういうことかな。幸せがないというだけで「不幸」だなんて、って意味なのか。違うかもしれないけど、わかんない。
次でうわーと思った。
「こうなりゃ いっそ みんなで笑える日がくるまで
すべての幸せを オアズケに」
えー、と。オアズケって、何それって感じで。笑。みんなで笑える日がくるまで…でひっかかって、理解できなくもない感じだったけど、少しやっぱり首を傾げてた。でもまあ聴いていくうちに…って感じかな。
「その昔 神さまが決めた巷の定理
幸福は奪いあう一個の甘いケーキ
そしてこのからくりにはまったやつら
全員同時の幸せは不可能
それでも不幸にびくつきながら
幸福を待ちわび毎日スラローム
不幸なんてものをなくすために
ここはおもいきって皆さん幸福を捨ててください
すべてを支配するのはコ・コ・ロ」
もーびっくらした。ここは早口で、なんか歌まじったせりふみたいなかんじだったんだけど。
幸福はみんなで手にすることはできない。だから思い切って捨てちゃってください。って、そんな発想にビビった。そしてその歌いかたがツボった。
そして最後。
「もういいよベイビー どうかこれ以上脅さないで
幸せじゃなきゃ不幸だなんて
こうなりゃ いっそ みんなで笑える日がくるまで
すべての幸せを オアズケに
それができたらスゲー」
ここで終わりなんですが、それができたらスゲー、て。(笑)やたら余韻が残ります。でも、それを不可能としってて理想論を書いたんですね。
それが不思議な感じだ。B'zとしては?ん?よくわからない。
7.Tamayura
一言で、自傷の歌です。B'zにはまたありえない形ですね。
「不細工に揺れる 心が嫌になり 自由を知りたくて
手当たりしだいに やせっぽっちの体傷つけて
一人 待ちこがれるsunrise
ただ流れだすのは ぬるい血ばかりで思わずcry
病める魂は出てきゃしない」
これが出だしです。これで自傷っていうのははっきりわかりましたが、不細工に揺れる、ていうのは注目かなあ。
ただ揺れるんじゃなくて不細工にゆれる。
そして、次が私の好きな歌詞だ。
「今そこにある悲哀 今こそじっと見つめて/その正体を暴けよ」
己を傷つけながらも悲しみに挑戦的な、そんな姿勢がとても好きです。尊敬する。でもこれはやせっぽっちの彼ではなく、彼に対する「稲葉さん」の言葉なのかもしれない、それはわからない。けど、自分自身に語りかけてるっていうのが一番妥当なんじゃないかな。
「どしたら変わる? どしたら笑う?
きっと簡単なスイッチだろう
でもそれが見つからないまま
人は涙にくれる
たまゆらのLIFE たまゆらのLIGHT
時間のオリを踏みだして
燃えつきて 超微粒子になれ
そして きらきらきら 久遠の空を舞う」
語れない。全てが好きだ!!
とくにサビ。下段のやつね。もうこれはリズムを聞いてもらうしか…。ほんとに。そしてきらきらきらーのところはかなりすきだ。
つかそろそろ次回に回さないと…延々全部かきそうな(笑)パソコンの時計はもう午前2時16分を示しています。
「あ、これはかきたい、かいとかなきゃ!」とか思ってたらどんどんと…つか全部(笑)
一旦きります。次は「ハズムセカイ」ですー、すきだー、いやされる!
だめだ、今にもかきそうになった。頭を歌詞がよぎった瞬間。(笑)登場する彼と彼女が思い浮かぶようなんです。微笑ましいんです。
あー、かきたい…かきたい、語りたい…!!けどやめておこう…!!
せめて次回予告させて(笑)歌の出だし。
「泣いてたでしょ そんな目でしょ それは
哀しいのか 悔しいのか 分からないけど
ねえ 知らないでしょ 自分のすごい才能を
ちょびっとだけでいいから そばに来ておくれ」
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