無題

あれは蝉の喧しく鳴く夏の夕方だった。冷房なんて親切なものは未だ取りつけられていなかった古い校舎、明かりの灯っていない教室の机に金髪頭が伏せていた。
一瞬の思案、何故今日この時間に平和島静雄が机に伏せているのか。
数秒と待たずに思い当たる。ああこの脳みそ筋肉男は夏休み真っ只中に補講の時間割を間違えてやってきたんだろう。恐らく誰も居ない教室に疑問を抱き、苛立ちながらも律儀に席について誰かが現れるのを待っていたのだろう。
蒸した教室内に容赦なく西日が注ぐ。窓の一つも開けずに汗を滲ませている様子は本物のバカだとしか言いようがなかったけれど、暇をしていた俺は迷う事なく教室内に飛び込んだ。
俺の足音から長く伸びる影法師が橙に染まった教室の壁で揺れる、
大きな図体が身じろぐ度に茜色を湛えた金髪が煌めく、――傷んだ毛先が今にも千切れそうな糸のように光を白く跳ねて、胸の奥が小さくざわめく。


俺の陽気な声が教室に反響すると同時に彼は勢い良く頭を持ち上げた。驚愕の面持ちが見る見るうちに不快感に歪み、見慣れた険しい視線を俺にくれる。
そのまま殴りかかってくるかと思ったけど、彼は珍しくも相手をするのが面倒だとばかりに視線を逸らすだけで、…恐らく暑さで動く事さえ怠かったのだろう、顎から机へと汗を滴らせながらもだんまりを決め込んでいた。
早くその潰れた鞄を持って、此処から出て行けば良いのに。


単調にチョークの音を響かせる。安っぽい石膏が緑の板に抵抗を受けて削れてゆく。反響する音がどこか心地良くて、無心に白線を引き続ける。
米神に汗が滲む、身体の半分が傾いた太陽に灼かれる。傷だらけの、それでも手入れされた黒板がどこか愛おしく感じた。古びた板を引っ掻くように長く線を引いた途端、予想外に近い距離から声が掛かって、

逃げるように後にした教室からは、俺を追いかける足音は聞こえなかった。グチャグチャに消した黒板の文字も、きっとアイツはその意味を捉える事も出来ずに顔を顰めているのだろう。
本当に憎らしい、何て憎らしい奴だと毒吐きながら家路を急ぐ。
俺はこんな昔から平和島静雄が嫌いだった。そう、間違いなく平和島静雄が憎かった。

えちゃ

えちゃで落書き4213。

らんらんさんは1342派です。



シズちゃん単体スクショしわすれた。

もう そう

妄想の産物

ＲＲと茶太郎は来神高校に通っていましたという妄想。




大佐→東雲 茶太郎（しののめちゃたろう）
蘭々→日暮 蘭（ひぐらしらん）

■クラス割り
1年1組：折原臨也/東雲茶太郎
1年2組：平和島静雄/岸谷新羅/日暮蘭

■委員会
風紀委員：折原臨也
図書委員：平和島静雄/東雲茶太郎
保健委員：岸谷新羅/日暮蘭

■服装
乱れ組：折原臨也/平和島静雄/日暮蘭
ｷｯﾁﾘ組：岸谷新羅/東雲茶太郎/門田京平

■選択科目
美術：平和島静雄/東雲茶太郎/日暮蘭
書道：折原臨也/岸谷新羅/門田京平


◎茶太郎
蘭とは幼馴染。来神高校に通い臨也と同じクラスに在籍。
基本前向きなお調子者。空気読まない。
男寄りの顔つき（父親似）で割りと背が高い
イザヤと仲が良いのでクラスで浮いた存在だが持ち前の鈍さで気にしない。
料理の腕はポイズン。（ごめん）

最近の悩みは蘭と臨也が急接近している（ように見える）こと

◎蘭
茶太郎とは幼馴染。来神高校に通い静雄と新羅と同じクラスに在籍。
身長が小学生のころから止まっている。
クラスで浮いた存在の静雄が気になって勝手に付きまとう日々。
お菓子は作れる。料理はしない。
臨也と仲が悪い。

最近の悩みは幼馴染があやしい人（臨也）とつるんでいるということ

■運動神経の順
1位：静雄
2位：臨也（一番足が速い）
3位：蘭
4位：茶太郎
5位：新羅

蘭は運動神経が悪いですが、いかんせん新羅が悪すぎるので3位という高順位です。2位と3位の差が劇的です。

■テスト前には勉強会があります（おもに静雄のために）
茶太郎、蘭、静雄は文系。新羅と臨也は理系（臨也は文系でもいける）
英語・国語に関しては茶太郎と蘭は偏差値70前後なので教える側に回りますが
茶太郎の理科は圧倒的にやばいので岸谷先生に教えて頂きます。
蘭の数学はさんすうレベルなので岸谷先生に（略）

蘭「3けたのひきざんとかできない」
茶「おい生物教えろよ先生」
新「何で極端にそこだけレベル低いかな君たち」

教え方としては蘭＞茶なので、静雄には主に新羅と蘭がつきます。

■余談
蘭「シズちゃんは音痴だよ」
蘭「でも演歌だけ異常にうまい」
茶「臨也は無駄にはやりのJPOP知ってるよ。あと洋楽歌う。」

■スプラッタ映画を鑑賞しました
新羅→ひたすらケチをつける（血液の表現とか）
臨也→ひたすらケチをつける（精神状態とか）
蘭「おまえら素直に映画を楽しめ」
茶「つうか、もっと和やかなの見ようよ…ジブリとか」
静「ジブリ…いいな…」
蘭「トトロがいい、トトロ」
茶「カントリーロードだろＪＫ」

蘭と静雄はトトロの存在を信じています。

臨「見ろ！駒がゴミのようだ！！」


・基本的に新羅の語るセルティの話をただの妄想だと思って聞いています（蘭・茶太郎）
・オスカーワイルドの話題で盛り上がる嫌な高校生＞茶太郎・臨也
・日向ぼっことトトロで盛り上がる幼い高校生＞蘭・静雄
・臨也と茶太郎はとても仲良しですが、蘭は臨也を紹介された瞬間からなんかこの人うざいと思っています（口には出しません）
・茶太郎はそんな蘭の気持ちに気付きません（ＫＹ）
・新羅は解ってて口出しません（ＡＫＹ）

マジで怒られました。

初等音楽科教育論。