頭が痛い

頭がいたい頭がいたい頭がいたい
何でこんなにいらいらしなきゃいけないんだろう
そっとしておいてほしいのにな手首なんてまた切っちゃったのにな
あらいものができないよ　洗顔をするのがこわいよ　腕をまくれないし手の甲が隠れるほど袖の長いものしか着れないし
手首を反らないようにきをつけないといけないし頭はぶわぶわするし
頭痛がしてるんだけど手首を切ったあとそのままみたいな変な昂揚のおもたさだけが眼の上に蟠っている

私は元々注射とか好きくない
ただイイコだね強いねって言われたくて注射を一度もイヤだといったことはないし泣いたこともないし騒いだことだってない
けど注射自体はとても嫌いで誤魔化すために痛くないし嫌いでもないよといっていた
私は結局血管が切れるとかそんなのを想像するだけで怖くて手首にうっすら浮いた血管を見つめてみたり
歯が舌に触れてそれを何かの拍子で噛み切ってしまうのではなどと考えたりするたびあまりのおぞましさに息が詰まっていた
そんなことを今日思い出したのは私は手首を切っているときあまりまともに自分の手首を注視していないということだ
視界が一気にぼやけて傷だらけの手首に通ってる血管なんて見えなくなる。
目の上っていうか瞼から額にかけて重みが走って、
変色して刃のたちにくくなった手首に漸く刃の立つ感触がして(今日みたいにサビがついちゃってるものなんてつるつる滑るだけで中々肌が裂けない)痛みが走ったら頭の中に血が上りすぎているのだか何だかわからないえけれど体温が上がってくらくらする。
気になるのは私の傷跡は刃が立つだけでちょっと普通のところにするより痛い。
既に上皮化して何日も経っているというのに、白い右手首に刃を押し当てるのとじゃぜんぜんちがう。
ちょっと鋭いものを当てるだけでなんか痛い。
傷口がじくじくするとかそういうんじゃなくて、　なんか　いたい。
切りにくいし痛いし血管は見えないしでいいことなしだ。

手首を見てないっていうのは漸く今日気付いた。興奮しているからかもしれないけど元々私は自分の体が傷付くなんてことは怖かったんじゃないかと思う。
だから手首の血管をじっとみながら注射針を刺すのは大変だったのかもしれない。
血が抜けて喜んでたけど、あれ結構…いやすごく頑張った。
元々は怪我するのも注射も嫌いだろうに何を逆なことやってるんだろうって今思った。
最近では手首を切るのをやめないのはもう手首切るのが自分の趣味みたいになってんじゃないかとさえ思ってた。発想がぶっとんでるけど。
依存しているとはまだ本当には思ってない。依存ってどこから？
やめようって気が起こらないのは依存なのかもしれない。やめようと思って、すぐやめようって気がなくなるのを「やめたくてもやめられない」っていうの？
そのあたりわたしよくわからない。
やめようって気がすぐになくなってしまうからやめてなくて、やった後で後悔してもまた別にいっか、なんて思っちゃうのは「やめたくてもやめられない」のうちに入るのかしら？常識なくて＾ｑｑｑｑｑ＾
やめなきゃやめなきゃって思いにつねに苛まれてそれでもやめられないっていうのが、「やめたくてもやめられない」だと私は思ってたからそのあたりほんとよくわからない。

だから私のこれは依存じゃないような気がする。そもそも傷付くのが恐ろしくても手首を傷つけるのを、「私一人の事」としては、「悪い事」ではないと思っている。
周りの人間の気持ちを考えると悪い事以外の何物でもないと思う。(あくまで私にとってはね、大事な人たちをとても傷つけているからね。)
そして社会的に見てマイナスに違いないと思う。汚点とかそういう言葉を以前使ったけど、私はまだそう思っている。

汚点とかマイナスとか言ってたけどその話をせっかくだからしてみる。
私とほとんどおなじような人が居て、その人が精神科やメンタルクリニックに通ってなくて手首なんて切らないで生きてきて、
かぶらないように順番をつけなさいといわれるとどうしても私の方が下になってしまう、社会ってそういう所があるに違いないと私は思っている。
この間母に「きれい事じゃないんだよ」と言われたのを思い出す。手首とかそんなものは関係ないけど、今の社会ってそんなものだと思う。
前にやったことって、残るんだと思う。汚点って残るし、なくならないし、一生背負ってかなきゃなんないものだと思うよ。
自分で言ってて重たくて眩暈がしてきたけど。
やったことはなくならない。そして一回やると、「次もやるんじゃないか」っていう、社会的な目は無いはずがない。私だってあるよ。なくなさなきゃならないものでもないし、なくなすと色んな不利益があると思う。
前科がいくつとかそんなのあるでしょ、そんなものだと思うんだ。
人間色んなことをして色んなものを背負って、完全に捨て去ることなんて出来ずに生きていくものだと思うよ。
それをどう捉えるかは自分自身であって、捨てようなんて思っても捨てられないんだからやめたほうがいい。
ただ私は自分がやった事に対して色んな罪悪感や劣等感を感じて、たまにその影響を再確認させられてああイヤだなと思うことはあるけど、
沢山人を傷つけたり、ほんのちょっと危ない事したり、手首を切ったりしたことを、何度後悔したって、私はそうでよかったと思える自信がある。
ないものねだりで後悔なんて幾らでもする。

「学校が推薦できる人間」とかあるじゃないの、
本当の意味で「推薦できる人間」なんていうものには私は一生なれないんだと思うよ。
それは仕方無いんだと思う。
わるいことしたものはした。謹慎になったら推薦をもらえないのと一緒で、
やってはいけないことをすると、色んな制限があったりする。それは汚点っていうものにちがいないと思う。
自分でできるものの範囲を自分のせいで狭めてしまう。歩ける道が減っていく。でも沢山、他に道があって、通れなくなった道に残念だなって未練を残すことくらいは別にいいんじゃないかと私は思う。



無責任とかきれい事とか、そうじゃなくても、誰かに何かを伝えようとするとき、きれい事に聞こえる言葉を、本当に真剣に渡すことってあるとおもう。
私は私以外に対して、無責任だからそういえるんだろうか？
でも真摯にその言葉をつづっているはずなんだ。


考えとか常識とかそんなものを超えたものってある。
考えなしとか言う事もできるけど、なんだかんだ言う前にもっと大事なことってあるでしょうって。
きれい事じゃないんだよ、きれい事じゃない。
きれい事じゃないことが、きれい事といわれうるものになることを私は悲しく思う。
そんな世界を悲しくも思うけど、世界を嘆いてるだけで生きてはいけない。

私はきれい事を物凄く大事にするけれど、とても汚い真実も物凄く大事にする。
感情でものをいうけれど、物事を考えだけで解決しようとしたりもする。
一貫性がないと思う。それは私自身正しいことと正しくないことがいまいちわからないからだ。
手首を切る事だって正しいんだか正しくないんだか、わからないんだ。
心にゆとりを持たせようとする誰かや、単純な事を分析してゆこうとする人々たちの言葉が、
「あなたが手首を切ることは決して悪い事じゃない」
理由と尾ひれを沢山つけて、たった不特定多数の型に、一人を押し込めようとする。

臨床心理学とか、医学とか、そんな複雑じゃなかったりだってするんだと思う。
手首を切るなんて単純な行為に、複雑な感情はあっても、誰かが危惧するほど、複雑なメカニズムがあるわけでも、なかったりすることだって、ある。
頭で考えるだけじゃないんだよ。手首を切る事に関してインターネットで調べるとばかみたいに沢山記事が出てくる。
どこも同じような事を言っている。手首を切る事は風邪じゃない。風邪なんかと比べものにならないほど、軽くてばかばかしいものだったりするんだ。

でも私は正しいことがわからない。沢山の記事のなかで私は何を信じればいいのかわからないし、何も信じなくていいのかわからない。
ＡＣだってリストカットだって、このようにせっしたらいいなんて解説やアドバイスがあるけどそんなもん私はどうでもいいって思うこと沢山ある。
手首を切る事は悪い事じゃないよ、なんて、別に言われても言われなくても根本的にはあまり変わらない。
私は悪い事だといわれればどうしてあの子の逃げは許されるのにわたしの逃げは許されないのと理不尽に思って泣いているし
悪い事じゃないといわれれば私が泣かせた誰かに対しての罪悪感でまた泣いているよ。
カウンセリングで洗脳はできるのかもしれない。ただ手首を切るのが「悪い事」じゃなくても「いい事」だとは言いづらいんじゃないかと思う。
私は「いい事」だっていえるかといわれれば、いい所だけ挙げて言えば自信満々に「いい事だよ！」っていえると思う。
そして悪いと所を挙げれば、どうしようもなく罪深くて悪いことだと、言えるだろう。
私は矛盾を抱えすぎていて、よいことわるいことが、本当にわからないことがある。
だからよく、こんなぐらぐらするんじゃないかとも思う。

結局私の中だけで手首を切る事は悪い事どころかいいことでもあって
他人をまぜてかんがえると手首を切ることなんて恐ろしく罪深いことであって
「いいことなのかわるいことなのか」なんて質問に、答えられないからこうなるんだろう。
結局感覚で答える子なんだろうか、私は。しろかくろかといわれると、グレーか？
たしてにでわればいいってモノじゃないよね、そんな単純なことないよね。
そんなものコミュニュケーションが絶対に必要な場で日本語がわかる人間と英語がわかる人間がいて、どちらかを選べって言われて
中国語ではなしたいっていうくらい、意味わかんないよね。
趣旨ずれてるよね。両極端の間をとって灰色だとか、多数決だとかって、すごく偏っていたり、一番大事なものを見失っていたりする。