Ｌの小説について

Ｌ、映画を見た後小説版を読んでたら内容がかなり違ってびっくりした。
っていうかＬっていう人間の人間くささとか、不器用さや、松山ケンイチさんが目指したＬとの食い違いは感じるけど、小説は小説で素敵だった。
あと、小説のほうがちょっと、感動風味だった。（？）いや、Ｌっていう人物が、映画よりもっと人間くさくて、最初見ると「Ｌじゃない！」なんて思ってしまいそうにさえなった。
でも、なんか、これはＬかなって思ったら、Ｌだった。Ｌって人間だった。
でもまるで同人だろうかと思えるほどなんか……いや、乙女の夢が詰まってました。
決して悪い意味じゃないです。ただ、なんという月Ｌ…とか思えるくらいまで私は回復しました。
ふじょしの歪んだ感想を載せることもできるんですが(笑)月Ｌを除いても、なんだかすごくＬが人間くさくて、いやなんかネタバレになったらいやでかけない……
でも、もう、ほんと、直接Ｌは人間です、って書かれてるみたいな感じだった。

今ぱっと感じたのはＬはワタリが大好きで、Ｌはワタリに甘えていて、そのくらいＬは人間で、そして月の事ほんとに友達だと思ってたんだなって思った。
ああ駄目だネタバレってほど内容にちゃんと関係があるわけじゃないけど萌えがとまらないので続きに書きます。

まず、何って、Ｌたんは月くん月くん言いすぎだ。月はもう居ないよ…！！！

そして、月の形見の壊れた時計をずっとＬがしてるのに驚いた。な、んて、ことを…！！！！
Ｌたんが死んじゃう直前、月の家に行ったこと。そして饅頭五つを串刺しにして供えたこと。
極めつけには最強の月Ｌ発言、

「月君、もうすぐそちらに行きます。
『無』の世界というものがどんなものか、一緒に探検しましょう」

なん、と、い、う………！！！！！！！！
Ｌ…Ｌ…！！(涙が…！)

原作の月もＬが死んだあとも何かとＬＬと気にしてましたが、ニアの存在もあってそう穏やかに思い出すことはなかったよね。
でも事件を解決した後のＬは、すごく暢気に無邪気にそう言ってるように感じた。
何より、その形見の時計をワタリの遺影の隣において、そのまま……
それはワタリの次に、Ｌにとって月が大きな存在であったって意味なのかな。
あとＬたんの微笑みにやられた。そしてＬはワタリに対して、すごく健気だと思う。
最後のページの「幼い子供のような不安げな表情」にはやられた。そして自分はワタリの期待にこたえられていたかどうか、尋ねるＬにやられた。
本当にワタリの事が大好きだったんだと思う。ワタリがＬにとって全てで、ワタリの死が、Ｌをひっくり返したんだと思う。

あと、「たった一人の友達」発言とか、月の台詞を思い出すＬにやられた。
いや、名台詞はその後の「月君…痛いです…心が…」のくだりか！！

なんか自分の中でいろんな食い違いも感じたけど、Ｌがどれだけおもたいものを背負って生きてきたか、それが描かれていた。
ずっとＬが殺してきた想いとか、なんか、ふぁーって、おもった。
妄想はしてたけど、ここまでばーんと描かれると逆にびっくりした。意味わかんない表現すぎる。