くらげ

私って人間はなんていやないきものなのだろうとよく思うんだけど
自分を愛するって難しいよね
それができないから本当に小さなことばっかり見てしまって不思議なほどに



思い出すと
薬を飲んでいるときはお酒にきをつけなきゃいけないと頭の片隅で思っていた。
手首を切っているときは持ち物に治療道具一式が入っているかを気にしていた。
手首を切っているときは左手が動かなくなるのではないかとおそろしかった。
薬を飲んでいるときはそのうち事故って死ぬんじゃないかなと思っていた。
しにたいなんて書いていたころはやっぱりしんじゃうんじゃないかなと思っていた
泣いていた動けなかった覚えていなかった血まみれだった
心配なんてしてほしくなかった　私は私が心配ではなかった
何が異常で何が正常で
何が罪深く何が尊いのか
そんなものしらなかったし、
目の前に愛が横たわっていても私はそんなものに救われることはないんだと思っていたし
きっとそうなんだろうと今でも思う

受け入れる力がないだけじゃないかなとも思うけど。


誰にも自分を救えないと思うから、私は誰を救うこともできないと思っている
一番つらい時は誰かに頼ることなんてできない
自分一人で耐えるしかない
誰の慰めや誰のやさしい言葉も意味なんて成さない　そんなこと知ってる

だから私が誰かをなぐさめることや誰かにやさしい言葉をかけることなんて　結局は意味がなくて　とても無責任で
愛情で人が救えるのならだれも死にたいなんて思わない

そんな風に考えてる私は寂しい人間なんだろうか
 

やさしい言葉をかけるのは苦手だ　だれかをなぐさめるのは苦手だ　私は何度かそうしてきたけどそんな自分をとても無力に感じた
そんなことで誰かのしにたいはなくならない